陽のあたる毛の会
How do you choose it?

主催者、参加者からの感想です。
参加された方からの感想も募集しています!

桐田史恵
 パレードのなかで何よりも印象的であったのは、「参加した人たちが本当にうれしそうだった」ということ。当日参加はできなかった方たちも含め「よく企画してくれた」「やっとこういう運動がでてきたのですね」「これを待ってた」と声をかけていただいています。「結婚の内情」や「婚姻制度に関わる諸問題」は語られても、「結婚そのもの」を問題として語ることはずっとできないできた。改めて、そこに気づかされました。
 パレード当日、「交流会をもっとうまく段取りできれば良かった」というのが反省。しっかり準備しておかないと難しい。これからの課題です。私自身は、それぞれの方とお話をし、どんな思い、どんな立場で来られたのか聞いてもいます。そこには、結婚のあるこの社会のなかで「法律婚をしている」「結婚という約束をしている」方もいました。企画者自身は、もちろん「結婚そのものを一緒に考え、結婚がなくても誰も困らない社会を求めよう」このスタンスは決して「結婚している/していない」という立場を分断しないと思っています。「結婚のある社会」で選択をし、生きている私たち。この点で同じ立場です。一人一人の声をみんなが聞く交流の場をつくれたら良かったと思います。「法律婚しているんです」とおずおずと私に伝えてくださった参加者の方、そこにみんなでもっと「受け入れていますよ」のアピールが出せたと思います。交流会、学習会、話す会など小さな単位で、これからどんどん重ねていきたいと思っています。
 ドレスのことを何度か尋ねられたので、少し。私が用意したのは「ウェディングドレス風」という言い方になる白い生地にレースと花をたくさんあしらったドレス。おパンツも用意して極ミニです。どうして、これを選んだの?一応、理由はいくつかあります。
①「一生に一度」「花嫁の特権」なんて言わずに、いつだって着たらええやん!自分でつくった場、自分のつくったドレス、自分の考える晴れの日。着たいドレスを着られる場をつくりだすのは、私自身!(他にも、こうした気持ちで衣装を用意した人はいたみたい)
②真っ白なドレスが「ウェディングドレス風」に見えてしまう。これこそ「結婚」の持つ社会的力の大きさを表しているのでは!
③デモやるんやから、目立たな!一瞬で通り過ぎるデモ。アピールが何のことをテーマにしているのかさえ、わからないことはとても多いです。横断幕だってよく読まなわからんし。「これは何か結婚についてを問題にしているデモなんだ」ということくらいはわかるようにしたい。
④数年前、結婚式をした友人。その人自身は、ミニ丈のウェディングドレスが着たくて、自分で選んでいた。(私が着たのほどは短くない)ところが、親類から大反対され、結婚する相手からも説得されて、結局あきらめてミニ丈のドレスを着ることはできなかった。「くそぉー!嫁は脚出すな言うことか!」と怒っていたけど、あきらめるほかできなかったと聞きました。それを思い出し、極ミニ「ウェディングドレス風」を着よう!と思ったのです。「自分の着るものを選べなかった」その縛りをつくったのは何なのか。くわしくは、また別の機会にしますが、「ミニスカートをはく」っていうことを日常のなかでデモのつもりで試しはじめてもいます。
デモは、「一言」でアピールをしなきゃならないもの。「結婚」はとくに「問題」として正確に伝わりにくいものになっています。「一言」だと「結婚している人を批判している」「結婚するのを良くないと言っている」のだととられる。「結婚」については、デモでのアピールは向いていないっちゃ向いてない。だけどまぁ、アピールはいろんな方法を駆使して、思いつくものをどんどんやっていけばいいんだ、と思っています。まだまだやるから、これはこれで良し!伝わらない「一言」をカバーするために小冊子「婚姻制度をしっていますか?」も用意しました。デモもいろいろな手段の中の一つとしては、良い効果を生んでいると思います。「結婚」については、まず「問題にする」ところからはじめるしかない。デモは大きなアピールです。そして、参加者や企画をしった人たち、企画した私たちには、このデモ(パレード)をきかっけに語り出す勇気が生まれました。ここからつながり、交流もはじまっています。
 パレードのあと、個人攻撃と言える反響を目にし、たくさんの方が私に心配を寄せてくださいました。本当にありがとう。大丈夫ですよ。もちろん、こうした状況に思いを持ったり、怒ったりはしてほしいです。けど、私自身のことを言えば、このことから見いだせたテーマもあり、プラスになったと感じています。「結婚そのものが問題として語れないのはなぜなのか」「結婚についてはとにかく、個人の選択の問題(自己責任)とされる。この意味」このあたりを考えたい。批判や誹謗中傷も含め、得られた反響は、本当にいい資料です。これから、しっかり使っていくつもりです。

カテゴリー: やったこと報告

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